2003/05
【ミュージカル】
「風と共に去りぬ」東宝ミュージカル
初演が酷い出来だったので、かなり覚悟して見に行ったのですが…思っていたよりは良い出来でした。 といっても、原作やキャストの力でなんとか形になってる…とゆー程度なんですが。 せめて、初演でこのレベルの物を見せてもらいたかったわー。

お目当てだった岡幸二郎さんのアシュレー、よく似合ってました。 登場時のぬけぬけとした二枚目っぷりといい、 メラニーが死んだ時のダメダメっぷりといい…。 なによりこの日は絶好調だったみたいで、素晴らしい歌声。
そして、意外な拾い物だったのが今井バトラー。 今井さんって、いままで生真面目で朴訥…ってイメージだったのですが、 ビックリするほど油ぎった感じで、男臭さムンムン…。 いやー、この人がこんなに化けるとは思ってなかったわ。
その他、真央さまのお着替えタイムの場繋ぎっぽいダンスシーンで、 植田チコさんのソロが有ったり…とさり気に見所は増えていたし、 石井さんのアシュレーにも興味は有ったのだけど、これを2度見るのはちょっとなぁ…。 フツーに駄作(初演は見た事がネタになる程の駄作)なんですもん

ともかく、全体のバランスが悪いとゆーか、いくらヒロインでも真央さま出過ぎ。 確かに華は有るし、コメディセンスは抜群だと思ってますけど (借金返済のために妹の婚約者を横取りするシーンなんて、絶妙の可笑しさでした) 歌は微妙〜だし、しかも3時間の間ほとんど出ずっぱり&歌いっぱなしなので、辟易しちゃう。 なんつーか、あまり美味しくないご飯で、無理やりお腹をいっぱいにさせられたみたいな。 あ、これは真央さまのせいだけじゃなく、曲に魅力が無いというのも大きいです…ミュージカルなのに…。
【月間インデックスへ】【観劇インデックスへ】【トップへ】