2002/11

【ストレートプレイ】

「ＴＨＲＥＥ　ＭＥＮ　ＩＮ　Ａ　ＢＯＡＴ　＋１（隅田リバーチーム）」スタジオライフ

元々の小説は面白いけれど、単に中年男達が薀蓄（ヨタ話）を傾けながら川下りするだけ… とゆー話だし、どうするんだろーと思っていたら、 そもそもウエストエンドで観客参加型の即興芝居になっているのだそうで、 これは、そのスタジオライフ版…のさらに和物版。 役者さんは大雑把な話の流れは決まっているらしいけど、 細かいセリフとか蘊蓄話とか…は、基本的にアドリブみたい。 で、私達観客は、話の流れに合わせて、波になったり風になったり、岸の風景になったり… ボートが停泊する度に移動して岸を空けたり…とゆー感じ。 …ようするにこれって、観客参加型シャトナー研？ アドリブ芝居は、失敗してもそれ自体がネタになって面白いし、参加するのも楽しいけど、 こーゆータイプの芝居って役者さんの反射神経とゆーか、回転の良さがモノを言うと思うのだけど… ライフの役者さんって、失礼ながら…もにょもにょもにょ…。 そのうえ、スタジオライフでは和物初めてだったそうで…早い話、和物のノウハウが無い。 言葉遣い・立ち居振る舞いがさまになってないし、そもそも和装が似合ってない。 ううーん、珍しいモノがみたいと思って隅田リバーチームを選んだけど… これは…テムズリバーチームの方が、劇団としての上演実績が有る分、ましだったかも…。 いや、それでも楽しかったのですけどねー。 こーゆータイプの芝居だったら、関西系劇団のノリのいい役者さん達で見たらもっと面白かったかもしれないなぁ…。

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