2002/09

【ストレートプレイ】

「愛の嵐」月影十番勝負

出演者は４人だけど、実際は表裏関係の二つの監禁シーン（…もどき）で構成されているので、 ４人が揃うシーンは一瞬だけ、二人芝居×２とゆー感じでした。 前半の佐藤アツヒロ君（監禁した人）−高田聖子さん（監禁された人）チームは面白い。 特に「テーマは愛の有る監禁」だの「（相手に対する）ボランティアとしての監禁」だの、 大真面目で主張するアツヒロ君、本当はかなりキてるキャラなんだけど、 妙にピュア〜な印象で、思わず納得させられちゃったり。 対する聖子さんも、絶妙のボケと突っ込み、暴力的な言動…で目が離せません。 ただ、後半の成志さん（調教してる人…のハズが…）−前田さん（調教される人…のハズが…）チームは、 前半の展開に対して裏側から辻褄を合わせているだけ…って感じでかなりダレます。 佐藤−高田組に対する池田−前田組の位置付け…とゆーか、タネ明かしは一瞬で分かってしまうし、 もっと端折っても良かったのに…。 成志さんの変態…とゆーよりは単なるダメ男っぷりとか、 前田さんのハスッパで小悪魔な感じ、とかは良かったのだけど。 そのうえ、元の佐藤−高田チームの話に戻ってからも、それ以上の捻りもなく淡々と…とゆーか、 常識的なセンで落としてしまうし…。 まあ、そんな結末（とゆーかラストシーン）自体は気に入ったのですが。 でも、それまでの展開が無茶苦茶なだけに、いまさら、こんなフツーに締められても…とゆー気も、ちょっとね。

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