| 2001/12 |
| 【ストレートプレイ】 |
| 「ブルールーム」ｔｐｔ |
この舞台、問題作だとか、過激だとかゆー前評判を聞いたような気もするのですが… 確かに大人向けのお話ではあったけど（ベッドシーン多いし、裸も有るし）、 お洒落で、ちょっと風刺が効いてて、良い意味で軽いって感じのお芝居でした。 お話は、二人の役者が演じる１０人の男女（男５、女５）が、ＳＥＸに至るまでの１０のエピソード。 １つのエピソード毎に男女どちらかが変わってゆき（男１・女１→男１・女２→男２・女２…） 最期のエピソードで一周するとゆー仕組み。（だから輪舞なのね） 正直、最初の２つのエピソード（タクシー・ドライバーとコールガール、タクシー・ドライバーとメイド）は、 唐突で荒々しくて、ちょっと引いてしまったのだけど、 ３つ目の学生とメイドあたりから俄然面白くなって来ました。 男も女も、年齢や社会的な立場によって、パートナーとの関係もそれぞれ…、 それに同じ人物でも、相手が変われば態度もそれなりに…、 けれど、男たち、女たち、それぞれ根底に共通しているトコロとゆーのは確かに有って、 これを同一の俳優がそれぞれの性別の５役を演じるとゆースタイルで上演したのは効果的だったなーと思います。 内野聖陽さん、人妻と不倫中の学生と、自意識過剰な劇作家が抜群の面白さ。 秋山奈津子さんはどの役も良かったけれど、ストリートガールやモデル志望の女の子のイマドキさ加減と、 政治家の妻や女優の熟女ぶりとのギャップが凄くて、感嘆しちゃいました。すごいわー。 |
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